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「カカオティー」って知ってる?green bean to bar CHOCOLATEのカカオティーがおいしくて…

みなさんはカカオティーを飲んだことはありますか?

カカオティーとはその名のとおり、カカオの豆から生まれたお茶です。

私も飲んだことはありませんでしたが、今回プライベートでカカオティーをいただき初めて口にすることとなりました。

本記事では実際に体験したカカオティーの風味や効果、今だからこそ注目されている理由をお伝えします。

カカオティー by green bean to bar CHOCOLATE

今回、個人的にいただいたカカオティーは、チョコレート専門店green bean to bar CHOCOLATE(グリーンビーントゥバーチョコレート)さんのものです。

green bean to bar CHOCOLATE(グリーンビーントゥバーチョコレート)とは

[caption id="attachment_1277" align="alignnone" width="800"] 出典:green bean to bar CHOCOLATE公式サイト[/caption]

カカオの仕入れからチョコレート完成までをトータルでおこなう製法をbean to bar(ビーントゥバー)と呼ぶのをご存じでしょうか。

「green bean to bar CHOCOLATE(グリーンビーントゥバーチョコレート)」は、カカオの仕入れから製造までを一貫して自店でおこなうチョコレート専門店です。

販売するチョコレートの製造はすべて手作業。完成までに45日以上もかけ、一つ一つ丁寧に作られています。

原材料のカカオは複数の産地を混ぜず、たった一つの産地のカカオ豆を使う製法(シングルオリジン)も、green bean to bar CHOCOLATEさんならではのこだわりです。

お茶の違いを楽しむように、カカオの風味の違いを堪能できるのは楽しいですね。

green bean to bar CHOCOLATEのカカオティー2種

green bean to bar CHOCOLATEのカカオティーギフト

今回手にしたgreen bean to bar CHOCOLATEさんのカカオティーは「プレーン」と「ほうじ茶ブレンド」の2種類です。

クラフト紙風のおしゃれなパッケージはビニール加工がされていて、チャック式になっています。このまま保存しても鮮度をキープできるのはうれしいですね。

香りは完全に「チョコレート」!

green bean to bar CHOCOLATEのカカオティーの茶葉

開封して一番に驚いたのは、ゴロッと大きな茶葉からチョコレートと同じ香りがすること!

コクのあるチョコのような香りにフルーティーなアロマが混じって、とてもいい香りです。

これがカカオの香りなんですね。香りを嗅いでいると気分がフワ~ッとよくなってくるほどでした。

カカオティーの味は「ほうじ茶」!?

green bean to bar CHOCOLATEのカカオティー

最初はプレーンのカカオティーを熱湯で入れてみました。

チョコレートの深い香りが湯気とともに立ち上がります。

チョコの香りを嗅いでしまったせいで「甘いのかな?」なんて思ってしまいましたが、実際に飲んでみると甘みはゼロ

味はやさしいほうじ茶に似ているかもしれません。

ほうじ茶といっても感じられたのは甘みではなく、コクや香ばしさです。

そこへわずかに酸味を感じられたのがカカオティーならではだと思います。紅茶のような渋みはありません。

green bean to bar CHOCOLATEのカカオティーほうじ茶ブレンド

ほうじ茶ブレンドもいただきました。

こちらのほうがほうじ茶が多いぶん、カカオティーの独特な風味はまろやかになっているように感じました。

カカオティーに慣れない方はほうじ茶ブレンドから試してみるのもよさそうです。

カカオティーの淹れ方

[caption id="attachment_1283" align="alignnone" width="800"]green bean to bar CHOCOLATEのカカオティーほうじ茶ブレンド green bean to bar CHOCOLATEのカカオティー(ほうじ茶ブレンド)[/caption]

green bean to bar CHOCOLATEさんのカカオティーの分量は、180ccのお湯に対しティースプーン3杯(約7g)が目安。

お湯を注いで2分ほど蒸らし、香りが出たら飲みごろです。

熱湯で入れると酸味を感じましたが、冷ましたお湯(約75℃)で抽出したらあまり酸味を感じませんでした。たとえばコーヒーの酸味がニガテな方は、こちらの入れ方のほうが好みかもしれませんね。

酸味をはじめ気になる風味があるときは、ハチミツなどで甘みをプラスすると飲みやすくなります。

レモンやオレンジなどの柑橘フレーバーもよく合うのだとか。レモンティーにして飲むのもいいですね。

お菓子とのペアリングも楽しい♪

カカオティーとチョコレート

カカオティーを飲んでいて特に楽しく感じたのは、お菓子とのペアリングです。

特にチョコレートとよく合う!

カカオティーの酸味にチョコの甘みがマッチして、お互いの香りを引き立てるから、もう最高のひとときです。

ニシムラ。
ニシムラ。
チョコ好きさんなら、より一層楽しめると思います!

そもそもカカオティーとは「カカオの殻」

カカオハスク・カカオシェル

チャノキの葉から作られる紅茶・緑茶・ウーロン茶とは大きく見た目が異なるカカオティーは、カカオの殻を原料としています。植物を原料としていない点では一般的なお茶とは種類が異なりますね。

カカオの殻はカカオシェルやカカオハスクとも呼ばれます。

焙煎したカカオ豆から中身(カカオニブ)を取り除いた残りの外皮部分で、カカオポリフェノールが豊富なのだとか。

カカオポリフェノールは、健康や美容にうれしい効果が期待されることでも有名ですよね。

ノンカフェインでもあるため、カカオティーは健康茶としても楽しめる魅力を持ち合わせています。

妊婦さんや授乳中の方も飲めるといわれています。ペルーでは母乳を出すためにカカオティーが推奨されているのだとか。

ただしカカオティーだけにかかわらず、どんな飲み物でも飲みすぎてしまうと体内のバランスを崩しかねません。適度に楽しんでくださいね。カカオティーは比較的やさしいお茶ですが、健康上の心配がある方はかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。

現代だからこそ注目の理由は「エシカル

カカオの木

カカオティーは、環境への配慮が重視される現代だからこそ注目されつつあるお茶かもしれません。

その理由はカカオティーの生まれた過程がとてもエシカルだから。

そもそもカカオティーの原料カカオシェルは、カカオ豆からチョコレートを作る過程で必ず出てしまいます。チョコレート製造には必要ないため廃棄されるケースも少なくありません。

カカオティーは、本来廃棄物であるカカオシェルをお茶にアップサイクルしたものであるともいえます。

環境保全が重視され、エシカルな生活が一つの価値観となってきた今、カカオティーのある生活を楽しむ人も増えるかもしれませんね。

さまざまなお店でも購入できる

カカオティー自体はgreen bean to bar CHOCOLATEさん以外でも販売されています。

カルディや成城石井などの食品店では見つけることができませんでしたが、ビーントゥーバー(カカオ豆からチョコレートバーまでの一貫製造)を取り入れている専門店で用意されていることが多いです。

調べてみると楽天市場でも販売されていました。

ニシムラ。
ニシムラ。
意外と手軽に手に入りそうですね!

まとめ|カカオティー。新しいお茶の楽しみ

カカオティーは茶葉ではなくカカオの殻をお茶にするため、一般的なお茶と比較すると少し異色の存在ですね。

green bean to bar CHOCOLATEさんのカカオティーは、おしゃれで扱いやすいパッケージに香り高いカカオシェルがたっぷり入っていました。

味はほうじ茶に似ていて飲みやすく、お菓子とのペアリングも楽しいです。

チョコレート製造の副産物から生まれたカカオティーは、ゼロウェイストにも役立つエシカルな側面も。新しいお茶の楽しみの一つとなりそうです。

珍しいお茶を飲んでみたい方、体にうれしいお茶を探している方、チョコレート好きな方はぜひ一度試してみてください。

green bean to bar CHOCOLATE 公式サイト